幸せはどこから来るんだろう
1年ぶりくらいに職場の同期の友人に会った。
私が入院する前は週1くらいで会ってランチしていて、仕事に対する思いは違えど、ずっと励ましあってきた友人だった。
友人は疲れていた。聞くと、隣の席の人が飲み会で激昂し、仕事辞めたらどうだまで言われたという。友人は傷ついた。怖くなった。無口になった。そして、閉ざしているようだった。
友人は職場の上司や同僚から、お前は恵まれているから、お嬢ちゃんだから、と言われることが多い。「だけどねぇ。それは変えようがないしね」。
私は話を聞きながら、幸せはどこから来るんだろうと考えていた。
人の幸せって、その人ごとで全然違う。
私はミーティングに出たり、学んだり、家庭以外でも役割があることがとってもうれしいけれど、家で自分の思うように何かを作ったり、自分のペースで飲んだり、ゲームしたりが好きな人もいるだろう。だから、環境が整っているからといってその人が幸せかどうかはよく分からない。整っているの基準も人によって違う。
たぶん、幸せは自分で創るものなのだろうなと思う。経験や体験から、見つけてくるもの。(たとえが悪いけど、ロマンティックなシチュエーションでプロポーズしてくれる人が好きという人もいれば、いざという時に動じずに応急処置ができる人が好きって人もいて。)
ヤギなら幸せってなんだろう、ってことはきっと考えない。
人間には脳があるから、抽象的なことを考えられる能力があるから。
あいつは楽して仕事しようとしててズルイとか、比較して。色々と考えてしまうんだろう。
(写真は脳について書かれた本。子どもの脳のことを知ると、脳ってほんとにすごいと思うんだけど、だからこそ幸せになったりも不幸を感じたりするのだろう)