こうなってほしいではなくて「こうなりたい」で行こう

子どもとのかかわり方の塩梅が絶妙だなぁと感じたAさんが引っ越されることになった。

引っ越される前に、、と慌ててランチ。

 

ことばと編集のこと、子どものこと、教育のこと、いろいろ話したのだが、一番グッときたのは彼女のこのフレーズだった。

「子どものリュックサックに”期待”という名の荷物を詰め込んでばかりだってことに、あるとき気がついたんだよね。自分のリュックに入れるものも詰めてた。」

元気であればいい、健康であればいい、

病気になるとそれがシンプルにわかるのに、元気だとどうしても欲が出る。周りと比べてしまう、だったんだよね。と彼女。

「それを手放すことを練習し続けて、やっと最近できてきた気がする。」

 

”子どもにどんな資質を身につけてほしいですか?”と聞かれたことがちょっと前にあった。

英語力とか、臨機応変とか、将来息子がこうなったらいいなと想像して、ばばばっと夢ふくらんだのだけど、”って自分がそんなに立派な人間じゃないよね”。と思ったらなんか冷めてしまった。

そのときから小さくモヤっとしていたのだけど、彼女のことばにひとつヒントを見つけた気がする。

こうなってほしいを捨てよう。

自分がこうなりたいで進もう。

 

言うは易し、でも行動となると難しいのが世の常wだからできる自信はないけれど、少しずつ意識してみるのだー。