「いい母親」という落とし穴

池井戸潤を読んだ。

下町ロケット。TVドラマの時は全くのスルーだったのだけど、面白い。わたしの中にある仕事にアツイおっさんマインドwが揺さぶられた。モノづくり、職人技、いいねぇ。

7つの会議も一気に読み終えた。

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この7つの会議に出てくる「新田」という登場人物が最悪だった。プライドが高く、うまくいかないことは人のせいにし、自分勝手。

身近な準備も先回りしてやって、機嫌を損ねないように色々買って、、作品では、こんな風になんでもやってくれる母親が新田の性格を作った、と描かれていた。

 

これを読んで、「いい母親」「正しい子育て」について友人がブログを書いていたことを思い出した。

なんだろうね、いい母親って。

新田の母みたいに、世話をしすぎるのがよくないことは、なんとなくイメージでわかる。でも、一方で、子どもの喜ぶ姿が見たい!と思って、色々やってあげたくなる気持ちもわかる。

 

だけど、いい母親になりたいのか、と聞かれると、どうかなと思う自分もいる。

自分が子どもだとして、”わたしいい母でしょ”オーラが出てる、たとえば、週末にはお菓子を作り、子どもにゆとりを持って接し、子どもの時間は最大限に尊重し、それでいて観察も怠らず、家事も育児もバッチリ、みたいな母がいたら、相当息苦しいんじゃないかと。

 

たまにフェイスブックの、私はこんなに子どものことを考えているんですよと言う”いい母”投稿に、「あんたは自分のことばかり考えてるんじゃないか」と突っ込まれているかのように感じることもあるけれど、直接言われたかといえば言われてないし。そもそも、投稿でその人は、こんなに子どものことを考えていると伝えているわけではないかもしれないなぁ。

「いい母親」という言葉が出てくると、どうも自分と比較しちゃっていかんね。

 

見えないゴーストを探さずに、心には花を。

悩みは意識できたときには解決している@4月JUMP会

育休JUMP会、参加してきました。1ヶ月ぶり。

 行く前までは、”私ほんとにここに参加したいんだっけ?”と自問自答、なんかモヤモヤしながらだった。
上手くいかないことや体調不良が続いて、育休中を学びの期間と位置づけていたのが間違いだったんじゃないか、、と思ったり。
だけど申し込んだし、4月で卒業の人の話も聞きたいし、、とエイっと参加。

結果オーライ。帰り道は自分でも思ってみないほど、体が軽くてびっくり。この時期の空ってこんなに爽やかだったのか。

 

今月の課題図書は「経験学習」入門。

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経験から学び、フィードバックを受けるために、どういう要素・姿勢が大事かについて書いてある章がその日のお題。

フィードバックをオープンマインドで受けるには?という問いから始まり、フィードバック、ストレッチについてみんなで事例を出し合う。ここで「子ども脳」から「仕事脳」へと切り替わる。このスイッチの入り具合がいい。

そして、毎回、他の参加者の方の視点が面白い。うちの業界はガシガシアウトプット型ではないから、そんな風にしてるんだ!とたくさんの発見が。うちの職場のフィードバックは「形式的に」やっただけになりがちだもんね。

ただ、これまで自分がフィードバックを受け取りやすい姿勢でいたか、を振り返ると、大きな?がつく。あまりに見当違いのことばかり言われていた(と受け取っていた)ので、聞く耳持たなかった時も多かったようなw

 

後半は、

NO!や相手に思ったことをいえないのはなんで?という問いからスタート。

 ”嫌われちゃうんじゃないか”とか、”相手を傷つけちゃうかも”とか、”大したことないから自分で我慢すれば” というのが、私も含め、多くの人に共通しているところ。

でも、場には”言ってもらった方が助かる”型の人もそれなりにいることがわかる(私も仕事だったら言われる方がいい)。

とするなら、傷つくかどうかはあまり気にしないで、伝えてみたらいいのだと思う。明らかに差別的な表現するとかは論外だけど、「●●さん、傷つきやすいから言わなかった」みたいなことを言われたら、私ならムッとするしね。

意見は意見としてまっすぐ(ときにはユーモアを加えて)伝えるのがいいのだと思った。

 

こうやってなんのかんの話しているうちに、気づかなかった自分のモヤモヤも話せて、、、「あぁこれについて実は悩んでいたんだ」と気づいたときには、ちょっとびっくりしたけれど、言語化できたらもう解決策は見えていて、気分も体も楽になった。

意識化、言語化の力ってパワフルだなぁ。

悩みは意識できたときには解決している。 

 

自分メモ

・フィードバックはお互いのキャッチボール

・自分のことは他人の視点でしかわからない

・違和感を自分が引き取るのではなくて、職場の課題としてみる

・それって本当に友達?

・くよくよ迷ってないで、伝えてみて考える

青空ごはん、うまい。

日差しが暖かくなってくると、外でごはんをしたくなる。

外で食べるごはんって、なんであんなに美味しいんだろう!!

芝生だろうか、空気だろうか、ラップに包んだおにぎりでも、数段おいしい。ざっと炒めたキャベツとベーコンに至っては、別物!だったりする。

 

もちろん、おうちごはんじゃないごはんを外で食べるのもスペシャルでいい。

今日は予定があったので、息子の野菜だけ用意して、大人たちはバインミーを途中で調達@伏見。

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伏見の地下街にあるバインミー屋さん「アオサンズ」に行くのは2回目。前回はフォーも食べたけど、今回は大きいサイズでバインミーをオーダー。12時を回ったので、おなかが香ばしい匂いでよじれる。

公園について、一口かぶりつく。肉厚なハムのボリュームに心が満足。そのあとにくるなますも好きだー。そりゃ、あれだけオーダー待ちの人で並ぶわね。。

青空。公園。うまい。

 

ただ、ハトがたくさん押し寄せてきたのはなかなか怖かったなー。息子のおこぼれごはんを狙ったものと思われます。

 

★「アオサンズ」は伏見の東山線上りホームから徒歩5分?くらい。他のバインミーも食べてみたい。

http://aosuns.win

予想外の休日

今日はいちご狩りをしに、三重県まで。

と、なんと!!農園前まで来たらいちご狩りをやっていなかった!!涙

でもせっかく名古屋から来たからどうぞ、と試食のイチゴをくれ、よかったらハウス見ますか?と農園主さんが案内してくれた。

一粒だったけど、あの甘さ、とっても美味しかった!!!一粒だったからこそよけい美味しかったのかも。来年こそはイチゴ狩り行ってみたい!

 

農園の近くに住んでいる先輩に会いに、田んぼまで。聞けば、何人かで田んぼを借りていて、農道を石で作っているという。もうほとんど作業は終わりかけていたけれど、田んぼの話や薪ストーブの話など聞いてふむふむ。

その間、息子くんは、田んぼでハイハイをして土を満喫。川で手と足を洗うおまけつき。私は、川に向いているブランコ(漕ぐと、空に飛び出す感じになりスリル満点。)で大はしゃぎ。

 

先輩が地元の超人気店&私も大好き!なパンを準備しておいてくれたので、お宅に取りに向かい、、その流れでお昼をご一緒することに。

青空の下、大人と子どもでテーブルを囲み、、ランチタイム。先輩の娘ちゃんが、「お母さんの料理は世界一!」と言ってたの可愛かったなぁ。息子くんの手づかみ食べもあたたかく見守ってもらえたし、風も気持ち良かったー。

 

予想外のことばかり起きた休日。

日にあたってなかなか体力使ったけれど、今日の天気のように今心がスッキリしている。

AIに負けない子どもって? 〜三谷さんの講義を受けてきた!〜

三谷宏治さんの講座「AIに負けない子どもの育て方」を聞きに名古屋まで。

熱気あふれまくりの135分!!!
まだ0歳だし、育て方を聞くにはちょっと早いかな?とも思ったけれど、聞けてよかった。子育てだけじゃなく、仕事でもプライベートでも応用できそうな話。

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(メモ、片手で書いてて字が汚いww)

これまで読んだことがある「一瞬で大切なことを決める技術」が、なるほどそういう意味だったのね!と腹落ちした感じだ。

一言で言えば、経験が力をつくる。決めることも発想も同じ。

そして、悩む=思考停止だという。

なるほど、確かに、ああでもないこうでもないと言っているだけでは、何も変わらないし何も動かない。

子育てでいえば、「どの抱っこ紐がいいんだろう?」と悩んでいるときには、情報が目の前を通り過ぎるだけで、頭がぐるぐるして何も変わらなかった。だけど、FBでそれを発信することで友人が抱っこ紐を貸してくれたり、講座に参加することで、自分に使いやすいものが見つかったもんなぁ。

仕事でも、無理じゃない?って思うときに、具体的にスケジュールに落としてみたら、結果なんとかなったもんなぁ。。

 

子育ては人材育成プロジェクトだ!という言葉も響いた。

人材育成と考えると、若手の人材育成でもそうだけど、責任が親だけにあるのではないし(きっとその人の個性なんてものも大きいのではないか)、1人で責任を抱え込む必要もないんじゃないかなと。

対ジジババ戦略!とか、我慢&褒めるなんて、人材育成の考え方みたいw。

 

子ども(=未来のオトナ)に求めるなら、まず今のオトナである、自分自身がチャレンジしたり、試行錯誤することが必要なのだと思う。

そして、事実と感情を分けるとか、What Then Whyで考えるとか。ここら辺はまだ私が不十分なところ。

 

まずは私の苦手なスイーツづくりでも挑戦してみようか?(とはいえ、簡単にできそうなもの教えてください!!)

送辞@育休JUMP会

JUMP会を私が推してるのは、面白い人に会えるからだと思う。

私は検索や調べることが好きなので、育児だけしていると、”子どものためにいいこと”をきっとどんどん探してしまうタイプだと思うけれど(●●クラブ(雑誌)も買ったことがあるw)、JUMP会では一切そういう話は出ない。

や、ちょっと出たとしても、ま、なんでもいいんじゃない?wって感じ。

だから、「食べてもう*ちから出てくるから大丈夫!」って言われたことや抱っこ紐問題の反応を思い出して、こんなんでいっかな、と思いながら過ごしている。

 

そうそう、面白い人の話だった。

一番衝撃的だったのは、仕事も人生も楽しむのが当たり前!の雰囲気。これまで仕事をガチでやってきて、子どもが生まれるからやり方は変えるけれど、それでいいんじゃない?という姿勢。

萎縮してしまうのでもなく、戦闘的になるのでもなく、こうやって工夫すればいいよね、ってアイデアを交わしている。そこにとても驚いたし、自分が子ども生まれる=時短=軽い仕事でも何年かはしょうがないか、と思っていることにも気づいた。

(その時興奮してこのブログを書いた)

まずセーブするのではなくて、チャレンジしながら、修正していけばいい。

そう思えたのは大きかった。

 

「育児は仕事の役に立つ」を読んだ時に、復帰してからこれできるのか?と正直不安になったけど、まぁやってみなきゃわからないのだろう。大波が来るか、意外と波に乗れるのか。

 

というわけで、JUMP会今年卒業のみなさま、おめでとうございます!そしてありがとう!!!これからもバーチャル同期でよろしくお願いします^^

こうなってほしいではなくて「こうなりたい」で行こう

子どもとのかかわり方の塩梅が絶妙だなぁと感じたAさんが引っ越されることになった。

引っ越される前に、、と慌ててランチ。

 

ことばと編集のこと、子どものこと、教育のこと、いろいろ話したのだが、一番グッときたのは彼女のこのフレーズだった。

「子どものリュックサックに”期待”という名の荷物を詰め込んでばかりだってことに、あるとき気がついたんだよね。自分のリュックに入れるものも詰めてた。」

元気であればいい、健康であればいい、

病気になるとそれがシンプルにわかるのに、元気だとどうしても欲が出る。周りと比べてしまう、だったんだよね。と彼女。

「それを手放すことを練習し続けて、やっと最近できてきた気がする。」

 

”子どもにどんな資質を身につけてほしいですか?”と聞かれたことがちょっと前にあった。

英語力とか、臨機応変とか、将来息子がこうなったらいいなと想像して、ばばばっと夢ふくらんだのだけど、”って自分がそんなに立派な人間じゃないよね”。と思ったらなんか冷めてしまった。

そのときから小さくモヤっとしていたのだけど、彼女のことばにひとつヒントを見つけた気がする。

こうなってほしいを捨てよう。

自分がこうなりたいで進もう。

 

言うは易し、でも行動となると難しいのが世の常wだからできる自信はないけれど、少しずつ意識してみるのだー。